<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 新樂府 賣炭翁 苦官市也>
<Format: 格式不明>
<Year: 2011>
<BookName: 白楽天詩選（上）>
<Translator: 川合康三>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 売炭翁（ばいたんおう）宮市（きゅうし）に苦（くる）しむなり>
<BookPage: 180>
<UsedPage: 1>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
賣炭翁，
伐薪燒炭南山中。
滿面塵灰煙火色，
兩鬢蒼蒼十指黑。
賣炭得錢何所營，
身上衣裳口中食。
可憐身上衣正單，
心憂炭賤願天寒。
夜來城上一尺雪，
曉駕炭車輾冰轍。
牛困人飢日已高，
市南門外泥中歇。
翩翩兩騎來是誰，
黃衣使者白衫兒。
手把文書口稱敕，
迴車叱牛牽向北。
一車炭，
千餘斤，
官使驅將惜不得。
半匹紅紗一丈綾，
繫向牛頭充炭直。
<End Poem>
<Translation>
炭売りの翁。まきを伐り炭を焼く、終南山の山中。
顔一面媒ぼけて埃と灰にまみれる。髪はごましお、十本の指は真っ黒。
炭を売り銭を得て何にするのか。身にまとう衣服と口に入れる食べ物。
あわれ、身にまとうはこの寒さに単衣の薄物。炭の安いのが気になり、寒さの到来を願う。
夕べ町の外には一尺の雪積もり、夜も明けぬうちに炭の車を凍ったわだちにきしらせる。
牛はくたばり、人は腹減らし、日はとっくに高い。市場の南門の外、雪解けのぬかるみで一休る。
こへ勢いよく馳せつけた二頭の馬とは何者か。黄色の衣の使者に白い衣の若造。
文書を手に勅命だと威張り読み上げ、車の向きを変えさせ牛を叱り北に向かわせる。
車一台に積み込んだ炭は重く千斤を超える、宮中の使者に追い立てられ、口惜しくてならぬ。
赤い絹地半疋にあやぎぬ一丈。牛の頭に掛けて、炭の代金にされた。
<End Translation>
<Formatted Translation>
炭売りの翁。
まきを伐り炭を焼く、終南山の山中。
顔一面媒ぼけて埃と灰にまみれる。
髪はごましお、十本の指は真っ黒。
炭を売り銭を得て何にするのか。
身にまとう衣服と口に入れる食べ物。
あわれ、身にまとうはこの寒さに単衣の薄物。
炭の安いのが気になり、寒さの到来を願う。
夕べ町の外には一尺の雪積もり、
夜も明けぬうちに炭の車を凍ったわだちにきしらせる。
牛はくたばり、人は腹減らし、日はとっくに高い。市場の南門の外、雪解けのぬかるみで一休る。
こへ勢いよく馳せつけた二頭の馬とは何者か。
黄色の衣の使者に白い衣の若造。
文書を手に勅命だと威張り読み上げ、
車の向きを変えさせ牛を叱り北に向かわせる。
車一台に積み込んだ炭は重く千斤を超える、
宮中の使者に追い立てられ、口惜しくてならぬ。
赤い絹地半疋にあやぎぬ一丈。
牛の頭に掛けて、炭の代金にされた。
<End Formatted Translation>